鳥取フォーラムを終えてから、息つく暇も無く、震災復興支援「アートNPOエイド」の立ち上げに取り組んでいる事務局です。
鳥取から東京へ、そして京都で戻っても打合せ続きで、寄付を受ける銀行口座すら開設できていない始末。
その間、フォーラムの決算報告書、データバンクの助成報告書におわれましたが、いろいろ見ない振りをしてしのいでいます。
とはいえ、会員総会に向け、前年度事業報告書と、年度末経理の決算処理にかからねばやばいですね。。。
まったくマンパワーが足りておらず、キュウキュウ状態ですが、泣き言をいっている場合ではないのがいまの状況。
さて、ブログもこんな時間にしか書けませんが、なんとか報告をしてみたいと思います。
いま東京をはじめ、各地で震災復興に向けたアート側のアクションが立ち上がっています。
世界規模でも、個人規模でも、相当多層的な動きがみられ、どこもすべての情報は把握できていないのではないでしょうか。
たとえば、この間、大阪市立大学創造都市研究プラザの視察ツアーで訪問した、タイはバンコク最大のスラム街クロントイにあるプラティープ財団による震災支援の寄付集めのニュース。
貧困層のスラムで、被災地のために人々が寄付をしてくれているニュースを見た時は、ほんとうに胸が熱くなりました。
淡路島のノマド村では、20名もの避難者を受け入れ、そのためのチャリティーがスイスで行われたと聞きます。
メセナ協議会もファンドを立ち上げ、ジャパンソサエティの超豪華アーティストたちによるチャリティでも寄付が相当集まったそう。
それに比べ、リンクのアクションは脆弱すぎではありますが、、、それでも前に進んでいますので、どうぞ引き続きのご協力をお願いします。
いま、平田オリザさんを核に若いアートマネジャーたちがボランタリーに動いている、学校や子どもたちのためのアートボランティアのネットワークに、リンク事務局も参加しています。
この会合がつい先日こまばアゴラ劇場でありました。
最初に鈴木寛文部科学省副大臣から、被災地のこどもたちの状況を報告いただきました。
その報告によると、小中学校にいた児童はほぼ全員が助かったとのことですが、地震で親が学校に迎えにきて、その後津波に巻き込まれた子どもや、病気で休んでいた子どもが被害にあったそう。
その一方で、帰宅時間だった幼稚園児の被害が多いという報告もあり、胸が締め付けられます。
心配されている震災孤児については、直接小さい児童に孤児であるかどうか確認するのも困難を伴うとのことで、その全数はいまだ把握できていないとのことでしたが、被災の影響が少ない地域の学校は、まもなく新学期を迎え、授業を再開するともいいます。
新聞報道によると孤児は数百人ともいわれますが、その全数はいつ把握できるでしょう・・・これはたいへん重い問題に直面しました。
このような状況の中で、学校が再開したときに、学校側からアーティストに来てほしいという要望が増えることが予想されています。
そこで、この会議をうけて、こどもたちにワークショップをするアーティストにむけて、ワークショップコーディネーターの吉野さんや精神科医でPTSDに詳しい宮地先生らが中心となり、被災地でのワークショップで気をつけることやこどもとの関係づくり、感受性の強いアーティストへの心のケアや共依存への対処といったことなどをまとめて、テキスト/DVDにする取り組みがはじまりました。心強いです。
宮地先生からは、通常時の心理状態ではないために、身体接触の危険性を指摘されておられ、ダンスのワークショップでも精神科医や災害の専門家などと連携して取り組む必要があるように思いました。
このような経験値の共有は、これからもすごく大事になってくるでしょう。
経験の蓄積と共有の仕組みを、これを期に構築していかねばなりません。
そのために、きっとアーカイブが重要になってくるでしょう。
いま、リンクでも、我々ができる範囲でアーカイブをしていこうと思っています。