先日、マレーシアに行ってきました。
アジア・アートマネジメント会議@大阪市立大学で出会った方々に会いに。
クアラルンプールで25年間も活動を続けているファイブ・アート・センターを訪問。
マリオンさんと、マークさん、そしてメンバーのリュウさんにお話しを伺いました。
どれもこれもほんとうに刺激的なお話し。
とくに、1人、2人のディレクターがトップダウンで行うヒエラルキーのある組織構造に対して異議を唱え、年齢や宗教(マレーシアは多宗教、多民族国家)、人種、さらにはアートの経験や専門性をも超えてフラットな関係性で議論によって物事を決めていこうという姿勢には、共感しました。
また、現代的な、ときに社会的なテーマに取り組むアーティストやアートオーガニゼーションは、それによって自活していくことが難しく、企業や財団などの支援に頼らなければなりません。
それも当然ながら十分ではなく、どのようにしてサバイブしていくのかは、マレーシアに限らず、日本、そして再三訪問させていただいている英国も含め、世界に共通する課題だと思います。
われわれ日本のアートNPOは、もっともっとアジアに学ぶことがあるんじゃなかろうか、と思うのでした。
最後に、彼らから質問がありました。
「日本では、毎年多くの人が自殺すると聞くが、それはいったい何が原因なのか?
いったい日本に何が起こっているのか。そのことに対して、アーティストは何かしているのか?」と。。。
