今冬、鳥取で全国アートNPOフォーラムin鳥取を開催するにあたり、鳥取県内の方にいろいろとお会いしています。
今回訪問したのは、中部にある赤瓦と白壁の昔ながらの町並みの倉吉市です。
こちらの明倫地区の活性化に取り組んでおられるNPOのNEXT100さんにお話しを伺いに来ました。
このインタビューは、今年度のデータバンクにも掲載する予定ですので、お楽しみに!
NEXT100の活動は、この明倫地区の活性化。ここで住み、働き、心豊かな生活を育む活動にチャレンジしておられます。年代も幅広い方が参加しておられるとのこと。
いまこのNEXT100さんが繰り広げられている活動が、アーティスト・イン・レジデンス。
まちづくりを目的とされる彼らが、ひょんなことから取り組んでおられるアーティスト・イン・レジデンス、これはぜひ見に行かねば!と、お盆の最中に突撃訪問してしまいました。
アーティスト・イン・レジデンスが繰り広げられているのは、ここ。
この建物、なんだか分かりますか?
じつはここは、かつての小学校なんです。
円形校舎と言われる小学校で、昔は全国にもいくつかあったそう。
不思議な校舎ですね。
昭和51年の夏まで使われていて、平成18年までは公民館として活用されていたということです。
いったいどんな構造になってるの?と、興味津々に入ってみると、校舎の真ん中に螺旋階段が。それを囲むように教室が配置されています。
教室はというと・・・
やっぱり扇形!
机も半円型に配置されていたそうで、なるほど、これ授業を受けやすい形かもしれませんね。
最上階の天井はこんなでした。屋上からは倉吉の町並みが見えます。
いまこの元校舎の1室を間借りする形で、札幌から来たアーティスト、中村絵美さんが11月の発表に向けて作品制作されていました。AIRのディレクターは、S-AIRでも活躍する小田井真美さん。リンクもいろいろとお世話になっている方。
ブログ:
よみがえる円形校舎、明倫AIR始まる。
夏休みということもあって、子どもたちが遊びに来ることが多いそうです。楽しそうな雰囲気。
ポストイットは町の聞き取り調査の印。ここに何があった、どうなっていたという過去のことから、お化けが出るといった噂話まで!
校舎は取り壊しの可能性もあるそうですが、ほんとうに珍しい形だし象徴的な形の校舎なので、なにかこのままで活用が見つかるといいですね。みなさんも鳥取観光のついでに足を運んでみては?